人工毛植毛とは

植毛術には自毛植毛とは別に「人工毛植毛」があります。表面的な違いは自分自身の毛髪を移植するか、人工(合成繊維)の毛を頭皮に植えるかの一点だけですが、この一点の違いが多くの差異を生みます。

人工毛には、グラフトの採取が不要なので傷跡ができない、植毛の量に限度がない、すぐにイメージ通りの髪が再現できるなどのメリットがあります。しかし人工毛はあくまでも人工であるために伸びることはありません。 そのため周囲の毛髪が伸びるに従って違和感が生じ、散髪の際も非常な注意を要します。また異物を頭皮に埋め込んでいるのですから、当然これを排除しようとする異物(拒絶)反応が生じます。個人差がありますが、人工毛は1年でその半数以上が抜け落ちると言われます。また最新の人工毛はある程度改善されているとはいえ、人工の毛が頭皮に埋め込んであるのですから、感染を起こして化膿することもあり、実際に化膿したから抜いてほしいという希望の方も多いと聞きます。

アメリカでは過去にトラブルが多発したため州によっては人工毛植毛を法律で禁止しており、また台湾でも人工毛植毛は禁止されていると聞きます。日本においても現在では、人工毛植毛を実施している医療機関は極めて少数派になりました。

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